2024年5月14日
気温の変化が激しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はしっかり体調を崩してしまい、栄養ドリンクでなんとか誤魔化しながら過ごしております。
さて表題の通り、6月より定額減税が開始されます。
当ブログにて何度も登場している定額減税ですが一応おさらいです。
定額減税は「令和6年度税制改正」に盛り込まれた項目の一つで1年の期間限定で実施される
制度です。
対象者は納税者本人に加え、納税者の配偶者及び扶養親族となり、減税額は対象者一人当たり
所得税3万円、住民税1万円の計4万円です。
メリットとしては、何といっても税負担が軽減されることです。
特に今回の減税は所得が高いほど減税額が大きくなる「定率」ではなく、所得水準に
かかわらず同じ額の減税が受けられる「定額」であるため低所得層ほど実質的な減税の効果は
大きくなります。
デメリットとしては、給与事務負担の増大が挙げられます。
対象者にとっては特に問題はないのですが会社側の負担は相当なものがあります。処理を
民間任せににすることによって国の負担は相当減らせると思いますが会社側は何の恩恵も
受けず負担増のみです。
エスペランサでも多くの相談を受けましたが内容が複雑な上、相当な負担増が見込まれる旨を
ご説明すると皆さん相当困った顔をされていました。
また高所得者から「多くの税金を払っているのに恩恵を受けられない」や「一時的な減税措置
で景気浮揚につながらない恐れがあるのではないか」との意見もありました。
ただ定額減税が始まることは確実ですので心配な点、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
一緒に最良の方法を考えていきたいと思います。