2024年9月16日
先日令和6年度(第74回)税理士試験が行われました。
今年の税理士試験は、2024年8月6日(火)から8月8日(木)の3日間にかけて実施され、11日29日(金)に結果発表がされる予定です。令和6年度の税理士試験受験申込者数は43,919人で、昨年令和5年度の税理士試験受験申込者数41,256人と比べると、約106%と少し増加しています。
令和5年度(第73回)税理士試験から、受験資格が緩和され、会計学に属する科目(簿記論・財務諸表論)については、どなたでも受験が可能になりました。その為、昨年は前年比で4,404名(112.0%)の大幅な増加となりました。
そんな中でも近年では、「AIに仕事を奪われる」と将来を不安視する人もいます。
しかし、税理士の仕事はなくることはないでしょう。
AIに代替される業務は、仕訳データの入力・税務申告書の作成といった定型業務が中心です。
相手の意図をくみ取ったり、複雑な事例を判断したりする能力は備えていないため、AIによる完全代替の可能性は極めて低いです。
あくまで効率化に留まります。
一方で、税制、会計の複雑化、M&A、事業承継への対応等、税理士が担う業務の範囲はどんどん広くなりつつあります。
常に知識をアップデートさせて、業務に取り組むことが税理士法人、会計事務所には求めらるのです。