2018年8月16日
お盆休みはどのように過ごされましたでしょうか?
我が家の子供たちも、暑くてどこに行く気力も失いかけております。そんな時は本を読むに限ります。
私も独身の頃は毎日通勤電車の中で本を読むのが日課でしたが、子供を出産してからというもの読書から遠ざかっておりました。
しかし、昨年のノーベル賞のニュースを見て日本人のカズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞したというのを知り、読んでみようかという気持ちになりました。
私が読んだのは「日の名残り」という、イギリス執事が主人公の昔を回顧しながら旅をするというお話です。
久しぶりに小説を読んで、とても良い作品に出会えました。
英文で書かれたこの小説は、日本語に訳された時にどのようになるかは翻訳者次第だと思いました。
昨今日本では、簡単な言い回しの小説や、原作を読みやすい形で漫画化するということが流行ですが、それでは読書の力が養われないという意見もあります。
その点、こちらの作品は難しい表現が多く、読み応えのある本なので読書の醍醐味を味わえる一冊と言えます。
暑い日に読書、オススメします。